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離婚が認められるケース
性行拒否を理由に離婚できる?

夫婦の結婚生活は、人それぞれであるため、こうあるべきという基準があるわけではありません。夫婦間の性関係は、結婚生活の中でも特にプライベートなものです。
とはいえ、夫婦の性関係が結婚生活にとって重要なものであることは事実です。判例においても、夫婦の性生活が婚姻の基本となるべき重要事項であり、夫婦間の性交不能や性交拒否が「婚姻を継続しがたい重大な事由」に該当しうるとされています(最高裁昭和37年2月6日判決)。
実際に、夫がポルノ雑誌やポルノビデオにばかり興味を示し、自慰行為に耽り妻との性交渉を拒否した場合に離婚が認められた裁判例もありますが、性交拒否を理由に必ず離婚が認められるわけではなく、具体的事案に応じて判断されることになります。

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